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時代、デザイン、モノづくり、全ての本質へ。vo3
2023.2.22Information

生きる上での重要なこと(本質)がとらえずらくなった。

この原因を簡単にまとめると、あらゆることを端折りすぎました。

言い換えるのであれば、自分でやれることを他人や最先端技術に託しすぎた。

それがテクノロジーと言われるものが生み出す利便性、発展を追い求めることが

現在のビジネスという形になっている。

 

お金を生み出さなければ、生きてはいけない。

人はいつしかそう教えられた。

本当にそうだろうか。

 

ここにようやく本質的な、クリエイティブ性と生きると言う根源があると思う。

感じることや、生み出すことの楽しみには必ず初めに

初期衝動がある。

「いい!」とか「綺麗!」とか「気持ちいい」とか

最初の「お!」ってやつ。

そしてその最後に、「いいな〜」や「美味しいな〜」や「気持ちいいな〜」という

感受性がある。

 

わかりやすく言うと

初期衝動に「腹へった」があり、「これ食べたいな〜」があり、

「どうやって作ろうかな?」があり、材料を考え、料理のやり方を思考しアイデアを出しまくって、

「どうやって盛り付けようか?」があって、食べて最後に「美味しい!」と言う感受性がある。

そのあともう少しこうしておけばよかったなとか、振り返りと反省がある。

食べるまでの工程の中に

あらゆるクリエティブが詰まっていて、

この工程には長ければ長いほどドラマ性が存在する。

それが記憶に深く残ったり、またいい思い出となることが多い。

 

只、現在では

初期衝動の「腹へった」があり、「これ食べたいな〜」があり、

「誰か作ってくれないかな?」となって、「よし、ウーバー頼もう!」があり、

食べて「目的のお腹は満たされた」となる。

同じ初期衝動からの目的までがあまりにも単調で

それはお金で誰かがやってくれると言う思考の甘え、怠けから来るものだと

私は思う。

今抱える人類のあらゆる問題、物事の本質は

全てこれで説明ができる。

 

新しいものが生まれない、革新的なものや感動が少なくなった。

これは歳なのかもしれないと思っている方は多いかと思いますが、

いや、時間の使い方や、考え方がお金=効率と言う数字的な思考が強くなっているから

ただ、それだけだと言うこと。

 

初期衝動から行動するには必ず責任が生まれます。

今は責任は圧倒的に追いたくないとう思考になりました。

この逆算性が強すぎることないですか?

よく思い返してみてください。

リスクを負いたくないから手っ取り早く、

売りたい、数を得たい、儲けたいと言う思考から

ものづくり考えていませんか?

それは本当の、本質的なモノづくりではないと私は思います。

初期衝動から、まじめにコツコツしっかりとやれば

それは結果まで時間はかかります。

ただ、そこには素晴らしい人生のドラマが生まれ、感動が感受性に変わり

あなたのセンスにプラス1されます。

お金では買えない、素晴らしい感覚を是非今から手に入れてみてください。

 

 

まずは自分ことは自分でやってみる。
そして本当に困ったりわからなくなった時、人を頼ってみる。
そこで自分ができなかったことを人にやってもらえたという本当の感謝が生まれる。
そして、それぞれに責任が生まれる。
ここで初めて自立というスタートラインに立つことができる。

その先に、本当の自由がある。